私たちは、さいたま市南区・浦和区・緑区地域の住まいのプロフェッショナルです

スタッフブログ

ブロック塀の倒壊から考える違法建築物を所有するリスク

2018年07月28日

こんにちは、くさの工務店の橋本です。

大阪府北部で震度6弱を記録した地震では、建築基準法の条件を満たさないブロック塀が倒壊し、死亡事故が発生してしまいました。

地震による倒壊リスクは直接生命や身体に及ぶため、改めてその重要性を考える機会になってしまったかと思います。

一方で、建築基準法を満たさない違法建築物に関しては、生命や身体に対する直接的な被害が発生するリスクとともに、他人に被害を及ぼしてしまう、いわゆる加害者になってしまうリスクも含んでいることに注意が必要です。

民法第717条では、「建物の占有者(所有者)は、問題のある建物が他人に損害を与えた場合には損害を賠償する責任がある」と規定されています。

建築基準法違反の建物を所有しており、その建物が地震で倒壊してしまい隣地建物に崩れかかって損害を与えてしまう、通行人を巻き込んで怪我をさせてしまう、といった事故が起こってしまった場合には、その損害を賠償しなければなりません。

場合によっては数千万円の損害になることも想定されます。

また、この責任は、「無過失責任」と言われており、違法建築であることを知らなかった場合でもその責任を免れません。

依頼した建築会社の手抜き工事により違法建築となっていた場合でも、一義的には所有者がその責任を負います。

責任を一旦負ったうえで、改めて建築会社に求償請求ができる、ということに留まります。

とても重たい責任となっているのです。

相場より安いし、住めるから良いだろうという安易な考えで、建築基準法に遵法していない建物を所有することはお勧めできません。

見た目の情報に流されない、安全なお住まい探しをしましょう。

合わせて読みたいオススメの記事

相続人がいなくても不動産は売れる!(困難事例編)

2019.02.12

相続人がいなくても不動産は売れる!(困難事例編)

 買い手がつかないような不動産では、いくら遺言執行者がいても売却ができないケースも出てきてしまいます。また、遺言執行者にも報酬は発生します。遺産の中に、不動産以外の資産(預貯金や現金)があればい…...

用途地域について

2019.02.11

用途地域について

今回は、用途地域というものについて話したいと思います。土地には都市計画法による「用途地域」が定められています。これは、商業地域や工業地域など12の用途を定めるものです。建設できる建物の内容や大きさ、高…...

間取りのアレコレ、知ってますか?

2019.02.10

間取りのアレコレ、知ってますか?

今回のテーマは、中古マンションの間取りの見方です。ネットで物件検索をされた際に、間取り図があるかと思いますが、その間取り図のMBや浴室の1418?、専有面積はどこまで?などいろいろとわからないところもある…...

相続した不動産の上手な売り方

2019.02.09

相続した不動産の上手な売り方

 親から相続した不動産ですが、すでに持家があったり、遠方だったりという理由で売却するという選択肢を選ぶケースもあります。その場合、どうやったら売却がスムーズに進むのでしょうか。ひとつは、相続人全…...

不動産の所有者が認知症になってしまったら?

2019.02.08

不動産の所有者が認知症になってしまったら?

 最近特別養護老人ホームの入居者待ちや、老々介護の問題など、様々な分野で高齢化の問題がクローズアップされていますが、不動産取引にもやはり高齢化の影響が少なからずあります。最も大きなポイントが、不…...

アーカイブ

カテゴリー


ページの先頭へ戻る