子供部屋は6畳、LDは15畳、天井高は2m50cm
日本では部屋の広さを表すのに畳数が用いられます。
「12畳のリビング」とか、「3.5畳のキッチン」という言い方がされます。
畳の部屋が少なくなっている現在でも、日本人には畳を基準に部屋の広さを表すのが、わかりやすいのです。
では、日本人にとって、快適な部屋の広さは畳何枚分なのでしょうか。
子供部屋は、6畳の広さが基準です。
6畳の広さがあれば、ベッドと机を置いて、多少のゆとりもあります。
夫婦二人の寝室(主寝室とよばれる)は、もう少しゆとりを持たせて7畳から8畳程度が一応の目安です。(このあたりの建売では少ないですが・・・)
LDと略されるリビングダイニングの場合、12畳あれば合格点です。
ただし、ダイニングが別のリビングなら10畳で合格点、できれば12畳、15畳で広々した印象となります。
リビング部分の天井高(床面から天井面までの高さ)は、2m40cmが平均値です。
これが2m50cm以上になり、庭に面した窓の高さが2m10cm以上になると開放感がぐっと増します。
多ければよいというものではない収納スペース
収納スペースは、多ければ多いほどよいと考えられがちです。
しかし、実際は単に多ければよいというものではありません。
広くて使いにくい収納スペースだと、奥に死蔵品がたまるだけ。
必要な場所に十分な広さで使いやすい(仕舞いやすく、出しやすい)収納スペースを備えているのが理想です。
では、どのくらいの収納面積があればいいでしょうか。
私は、「1人1畳分」が目安になると思っています。
4人家族なら4畳分の収納スペース。
4畳は2坪なので約6.6m²程度です。
それとは別にグルニエ(小屋裏収納)等があれば、十分な収納量といえます。
それでも荷物がはみ出すときは、断捨離をして無駄なものを捨てるほうがよいでしょう。笑
それが、いま主流になっている考え方です。