私たちは、さいたま市南区・浦和区・緑区地域の住まいのプロフェッショナルです

スタッフブログ:月別: 2015年3月

空き家問題を考える④

2015年03月28日

こんにちは、草野です。

各自治体が制定した条例のうち、注目したいのは都内では初めての条例となった「足立区老朽家屋等の適正管理に関する条例」です。

この条例は3年がかりで補修を呼びかけていた住宅で外壁タイルの落下があり、早急になんとかしなくてはいけないという気運が高まっていたところに東日本大震災が起こり、一気に制定された条例です。

特徴は区の勧告に従って住宅の解体を行う場合には解体費用の9割、上限100万円までを助成するという点。条例制定が大震災直後だったこともあり、かなりの実績をあげています。

空家対策条例の目的を分類してみると、景観や生活環境の保護、防犯、防災などの安全面の確保の2つが大きなテーマになりますが、足立区をはじめとする下町エリアなど都市部での空家対策には後者の視点が重要なのです。

実際、木造家屋密集地域では一軒の火災が周辺に多大な影響を及ぼしかねず、逆に一軒を解体することが延焼を遮断することにもつながります。

首都圏以外でも木密地域を抱える都市は多く、足立区の例はとても参考になります。

しかし、効果はあるだろうが、危険な状態と認識しながら私有財産である個人の住宅を放置し、その解体に公費が支出されることを快く思わない人も少ないはずです。

自治体には命令に従わない人を命令に従わせるために、実力を行使する手があります。

行政代執行という手段で、命令に従わない所有者に代わり、行政が建物の除去などを行い、その費用を所有者に請求するものですが、率直なところ、代執行では費用を回収できないケースが多いのです。

強権的に見える代執行を行い、空家は撤去できたものの、費用が回収されないケースと助成によって平和的に撤去してもらう方法を比べて考えると、どちらにせよ費用を負担しなくてはいけないなら、後者のほうが賢明です。

それが足立区の判断なのでしょう。

今では足立区以外でも解体への助成を出している自治体があります。

空き家問題を考える③

2015年03月21日

こんにちは、草野です。

さて、前回は空家が増える要因につてお話ししましたが、今回は自治体の対策についてです。

空家問題に対し、最初に制定された条例が2010年に所沢市が施行した「所沢市空家等の適正管理に関する条例」です。

この条例以前は担当部署が明確でないこと、所有者への指導に法的根拠がないことがネックとなり、行政として苦情に打つ手がないという状況が続いていました。

しかし、所沢市では危機管理課防犯対策室を担当とし、条例を制定することで、勧告に従わない場合には氏名を公表、最終的には警察等に依頼、撤去も行えるという、対処の方等を示したのです。

その結果、所沢市ではそれまで年間数件程度だった自主的な空家の撤去が10件以上に増加し、条例制定に効果があることが証明されました。

この条例がきっかけとなり、全国で空家対策条例の制定が相次いだ。現在の全国の1700余市町村のうち、単独の空家条例があるのは200近く、そのうちの40ほどがここ2年半ほどで制定されており、北は北海道滝川市から南は鹿児島県鹿屋市まで、首都圏では埼玉県ふじみ野市、同川島町、上里町、千葉県松戸市、柏市、流山市、市川市などなど、条例制定ラッシュと言えるほどです。

次回は条例の中でも注目すべき条例のお話しです。

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2015年03月19日

こんにちは、岡田です。

ここ数日暖かい日が続いていますが、来週からまた最高気温が
10度前半の日があるらしいです・・・

気温の差が激しいと体調管理が大変です・・・

さて、今日のお話しは
ついに南浦和駅の東口にエレベーターが出来る事になりました。

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ここ何年もエレベーターが出来るという噂を聞いていましたがやっと
出来るみたいです!!

これで南浦和駅も不便なイメージから便利な駅のイメージになればうれしいです!
 

営業大内の2世帯住宅体験記⑨

2015年03月19日

こんにちは、大内です。

今週になってぐっと気温も上がり、春も近づいてきたなと感じますね。

我が家の裏手には桜並木がありますので、初めての親子3世代でお花見を

しようと計画中です♪

さて、今回は駐車場についてお話いたします。

我が家ではステーションワゴンと軽自動車の2台駐車となっていますが、

前面道路の関係で、ななめに仕切りを入れました。駐車するときの目安になるので

好評です。あと、すきまに埋めた”リュウノヒゲ”ですが、一般的だということで選び

ました。そして、このリュウノヒゲですが、なんと、実がなります!!!

というか、なるそうです。それも、ブルーベリーのような鮮やかなブルーの実らしいです。

いつごろ実がなるのかはわかりませんが、実がなったらなったで、車がそれをつぶすと

駐車場が汚れるかな、、、なんて、楽しみにしつつも考えてしまいます。

それでは、また!

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空き家問題を考える②

2015年03月14日

こんにちは、草野です。

今日も空家問題について考えてです。

社会問題となっているのに、なぜ空家を放置が増えるのでしょうか?

その背景には所有者の様々な事情がありますが、原因の一つとして、家を解体て更地にすることにより、税金が跳ね上がり、税制面で優遇措置が受けられないことが大きいと言えるでしょう。

その理由として、ひとが住めないほどの家だったとしても税制上は家屋をみなされ、住宅用地として扱われるので、更地に比べて税金は各段に安いのです。

また、住宅の解体費用は高額で、小さな木造でも100万ほどの費用が掛かります。

また、古い建物の場合は、解体しても建築基準法の道路条件を満たしていなければ、新たに住宅を建築することが出来ない場合もあり、その場合は隣地の人がっ買ってくれなければ他に売却することもできないのです。

税金も高くなるのに多額の費用を掛けて解体しても、買い手がつかないとなれば、空家のまま放置することになるわけです。

こうして放置されることとなった土地は私有地のため、行政が介入することが難しく、また、所有者を特定しようにも空家の場合、所有者が亡くなるなどしても相続人が登記を行わなかった場合は所有者の特定ができないケースも多く、回収や撤去の指導が困難なのです。

タイトル未設定

2015年03月10日

こんにちは岡田です。

まだまだ朝晩の冷え込みは厳しい日が続いていますね・・・
さらに今日は久しぶりに雹が降りましたね!!

さて前回お話しをさせて頂きましたフラット35の金利ですが前月の噂よりも
上げ幅が少なくホッとしましたsurprise

現在の住宅ローンの金利については上昇すると言う方としばらく据え置きでは・・・
と言う方がおりますが正直誰にも予想は出来ないと思います・・・

ポイントは借入する時にベストは住宅ローンを選ぶことです!
しかし、どの銀行がベストか判断するのは非常に難しいと思います・・・
そんな時は私達にご相談ください!!

 

営業大内の2世帯住宅体験記⑧

2015年03月08日

こんにちは、大内です。

最近は昼間は暖かい日が増えてきましたが、夜はまだ寒い日も

多く、寒暖の差が激しくなっています。このブログをご覧の方々も

体調管理には十分お気を付けてください。

さて、2世帯住宅体験記も8回目となりましたが、今回は2世帯生活

を始めて3か月になりますので、両親、妻に聞いた感想と私が思った

ことをご紹介いたします。

まずは、この2世帯計画の発案者で契約が済んだら、設計時にはほとんど

おまかせで打ち合わせに参加しなかった、私の父親の感想です。

★毎日孫の顔が見れて最高!の一言でした。

続いて、私の母親の感想です。

★同じく孫の顔が見れるのがうれしい!

★たまに2世帯で食事ができるのが楽しい!今までは夫婦2人だったので。

★自分に娘がいなかったので、妻と買い物などに行くのが楽しい!とのことでした。

そして、快く(?)2世帯に協力してくれた、私の妻の感想です。

★朝忙しいときに、一時的でも子供を預けられるのが助かる!

★同居なのでもう少し干渉があるかと思ったが、2階の子世帯にはほぼ

 来ないので、そこまでストレスがたまらない。とはいえ、出かけるときには

 なんとなく気を使ってしまう。帰宅時間が遅いとなおさら。

★慣れない土地と初めての子育てでストレスがたまり、イライラしている

 のをわかってくれているのか、私の両親が何かと気を使ってくれるのが

 うれしい!とのことでした。

私の感想としては、ひとことで、”楽しい”です。自分の実家だからと言われれば

それまでですが、これからもうまくいくんじゃないかという風にしか思えません。

なにか問題がでてくれば、立場的に自分の両親と妻の間に挟まれる形ですが、

私自身は100%妻の味方になります!両親からもそれが当然だといわれてますし、

奥さんにも同居の条件として伝えてありますので。

2世帯生活をご検討中のかたには不安が多いという方も多いと思いますが、

楽しいですよ♪核家族化が進む中、みんなで暮らすのは楽しいと思います。

あくまで私個人の感想なので参考にはならないかもしれませんが、今後も2世帯生活

で思った事、気づいた事があればご報告させていただきます。

では、また!

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空き家問題を考える①

2015年03月07日

こんにちは、草野です。

さて、今日はちょっと重い話です。

もし、あなたの実家が空家になった時、あなたはどうしますか?

選択肢としては

①あなたを含めた子どものだれかが住む。

②そのままあるいはリフォームして賃貸に出す、または解体後駐車場や倉庫などどで賃貸に出す。

③売却する。

となります。

このように文章で書くと簡単ですが、実際にはこの空家問題はそう簡単にはいきません。

空家を放置することは、周辺住民にとっては良くないことばかりです。

なぜなら、常に危険と隣り合わせだからです。

不法投棄によりゴミのたまり場になり、周辺に悪臭を漂わせます。

また、放火のターゲットになりやすく、住民がいないぶん気づくのが遅くなり、隣家への延焼などの恐れがあります。

不法侵入者が住居として使うケースなどでは、それこそ周辺住民を怯えさせます。

さらに、手入れのされていない家はあっという間に傷み、地震などで倒壊する危険があり、これもまた周辺住民に被害が及びます。

こうなった場合、所有者は賠償責任を求められることが十分にあります。

では、なぜ空家が増え続け、社会問題になっているのでしょうか?

次回は、その実態についてです。

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